2018年2月

あすなろ番外編 祝辞とか挨拶とか(再掲)

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今回は、私が過去におこなった挨拶(祝辞・謝辞)のお話です。

年が明けるとすぐに年度末ですね。
教科書の残りページを見る度に、
卒業や入学シーズンが近づいてきていることを実感します。

 

入学式や卒業式に出る度に思うのですが、
決まって行われる「祝電代読」と「保護者代表挨拶」は、
二大眠くなるタイムだと感じています。
特に祝電の市長挨拶。
あれもっと短くならないものでしょうか。
校長の挨拶は聞いていて面白いこともあります。
でも保護者代表挨拶は、どうしても無難な定型文になりがちですので、
申し訳ないですけどつまらないです。
すみません。

 

さて、私は自分でそう思っていますので、自分で挨拶をする際には、
少しでも「眠くならない挨拶」を目標に文を作成しております。
実はこれまでに、

 

幼稚園卒園式の保護者代表挨拶を1回
小学校入学式の保護者代表挨拶を2回
中学校入学式の保護者代表挨拶を1回

 

やっております。
小学校卒業式のPTA会長挨拶
なんてものも経験しております。
さらに、上記とは少々違うかもしれませんが、
卒園後の謝恩会での挨拶も1回やりました。
こちらは思いつくまましゃべっただけですが。

 

でも私も最初は、何を言ったらいいのかわからなくて、
ネット検索で色々と参考にさせていただきました。
その恩返しも含めて、私が実際に行った挨拶を、ネットにあげてみようと思います。

 

ただ、私の挨拶は上記の理由により、
結局あまり普通じゃない挨拶に成り果てておりますので、こんなのを参考にするよりは、
別にネット検索した方が確実で堅実かもしれません。

 

でもネットで引っかかるのって、内容がつまんないんですよね。
眠くなるんですよ。
それもありまして、こんなのもあるのかというつもりで、まあ読んでみてくださいませ。

 

ただし、重ねて書きますが、定型文や例文としてはあまり期待しないでください。

 

古い順に出していきます。

 

 

1.H21小学校入学式 保護者代表挨拶


新入生保護者代表挨拶

 

暖かくゆるむ気候の中、ウグイスの鳴き声も聞こえる、
筑波の春がやってまいりました。

 

わが家でも、先月頃から家の中で、
意味もなくランドセルをかついでうろつく子供の姿が見受けられ、
すっかり春を感じておりました。

 

名前を書こうとさんすうセットを用意すれば、早速部品の整頓を始め、
名前を書けばあと何個とせかし、そんなに急がせると字が曲がるぞと
言いたいところを我慢する、そういった春が、
わが家の他にも十何軒ものご家庭に来たことでしょう。

 

そんな皆様達と一緒に、今日から菅間小学校の一年生となれることに、
この上ない喜びを感じております。

 

わが子がもう小学生になってしまっていいものだろうかと思いながらも、
アルバムを見返してみれば、いつの間にか随分成長していました。

 

思えば、わが子が産まれた頃はまだイラク戦争の開戦前で、
朝青龍も横綱になっていませんでした。

 

つい昨日のように思えるあの頃からも、随分と時が経っていたことを、
今更ながら実感しております。

 

子供達はこれから六年間、この菅間小学校に通うことになります。

 

六年間という時間は、これまでの子供達の人生に匹敵する長さです。

 

この小学校を卒業する頃には、わが子達がどこまで成長しているのか、
全く想像がつきません。

 

教員の方々の指導力に、心から期待しております。
よろしくお願い致します。

 

同時に、上級生の皆様にもご迷惑をおかけすると思いますが、
正しき指導を期待しております。

 

特に六年生は、わが子等がよちよち歩きをしていた頃から小学生一筋に打ち込んできた、
いわばベテラン小学生です。
何もわからない一年生ですが、よろしくお願い致します。

 

最後に、この緑多き地理、及び少人数のすばらしい教育環境に感謝しつつ、
もう一度皆様に感謝申し上げることで、新入生保護者代表の挨拶と致します。

 

平成二十一年四月七日
新入生保護者代表 朝倉智義


 

2.H24小学校運動会 PTA会長挨拶(原稿なしでしゃべったので内容だけ)


<最初に今日を迎えたことに対する学校・保護者の方々・地域の方々に謝辞>

 

さてみなさん、今日は良い天気になりましたが、三日ほど前は雨でしたね。

 

よく、日頃の行いが良いと晴れるなんて言いますので、
雨を見て「だめじゃん菅間」なんて思ったのですが、見事今日に間に合いました。
実によかったです。

 

ところで、春の天気というのは、数日ごとに晴れたり曇ったりするものです。

 

中学校で習うのですが、移動性高気圧とかなんとかのために、
元々、晴れと雨を繰り返すものなんですね。
ですから、今日が晴れに当たったのは、本当に偶然で、
皆さんは実に運がいい!

 

......いや、運が良いんじゃなくて、日頃の行いが良いんでしたね。
大変失礼しました。

 

本日は、皆様の活躍を心より楽しみにしております。


 

3.H25小学校卒業式 PTA会長挨拶


祝辞

 

梅が満開の花をつけています。

 

今年もまた、筑波の春がやってきました。

 

卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
そして保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。
また本日まで、PTA活動にご協力いたヾだき、ありがとうございました。
地域の方々にも、大変お世話になりました。
この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 

さて、卒業生の皆さん。

 

思えば君達は、これまでの十二年間の人生のうち、その半分にあたる六年間を、
この菅間小の児童として過ごしてきたことになります。

 

よい六年間を過ごせましたでしょうか。

 

今日から、さらに六年間が過ぎたころには、もう高校卒業です。
またさらに六年後は、恐らく立派な社会人となっていることでしょう。
そのころの君達は、どんな大人になって、どんな社会を生きていることでしょうか。

 

世界では、「二十世紀は日本の世紀だった」と言われているそうです。

 

世界の片隅にあった日本という小国が、あっという間に世界の列強へと名を連ねて、
世界中を相手に戦って、植民地時代を終わらせたのが、
二十世紀前半という時代でした。

 

そして、その戦争で徹底的に叩き潰されたはずだったのに、
今度は技術と経済で、また世界を席巻したのが、二十世紀後半。

 

そんな激動の二十世紀が終わり、二十一世紀へと変わる頃、君達が生まれました。

 

これから、日本はどういう歴史を作っていくのか、日本は世界をどう変えていくのか、
それは、君達次第です。
君達が、日本の歴史を作り、世界を変えていくのです。
日本には、その力があり、君達にはその力があります。

 

君達の今後の活躍に、心から期待しています。

 

最後になりましたが、今日のこの日まで、
この素晴らしい教育環境を整えてくださいました校長以下諸先生方に、
深い感謝を申し上げて、私の祝辞といたします。

 

平成二十五年三月十九日
菅間小学校PTA会長 朝倉智義


 

4.H27幼稚園卒園式 保護者代表挨拶


卒園生保護者代表挨拶

 

暖かく緩む気候の中、筑波山では梅が咲き、すっかり春めいてまいりました。

 

今日、この良き日に、ここに並ぶ十四人の子供達は、
小友幼稚園を卒園することになりました。
これまで、園長、副園長を始めとする、幼稚園の先生方には、
大変お世話になりました。
心よりお礼を申し上げます。

 

今日の謝恩会のために昔の写真を見返してみれば、
ああそういえばこんな顔だったよなあ、などと、
現在との違いに驚き、成長を実感しております。

 

思えば、わが子が生まれた2008年は、北京オリンピックの年でした。
百メートル走でボルトが驚異的な記録を出した、あの年です。
いつの間にか、随分と時間が流れていたことを、改めて感じております。

 

あの頃から今まで、わが子の写真を見ながら、
大人になったらどういう顔つきになるのだろうと、何度も想像してきました。
が、現在の、前歯が何本も抜けた顔は、さすがに考えてはいませんでした。
これもまた良い思い出になるのでしょう。

 

入園当初は、周りのお友達がみんな優秀に見えて、
ウチだけダメかもなんて不安に思っていたものでした。
しかし、先生方のご尽力により、様々なことを覚えて、様々な技術を身につけました。
精神的にも、随分と成長を遂げることができたようです。
重ね重ね、お礼を申し上げます。

 

おかげさまで今では、ランドセルをニヤニヤしながら出してきて、
ふたを開けて中を覗いて、なにやら入れてふたを閉めて、また開けて中を覗き込んで、
という多忙な休日を過ごしているようです。
言うまでもありませんが、その満面の笑顔に、前歯はありません。

 

さて、今年の卒園生は、四月からは、夫々が夫々の小学校に進学することになります。
寂しくないと言えば嘘になりますが、この小友幼稚園がある限り、
またいつでも仲間達とは集まれるでしょう。
この幼稚園を心の拠り所としながら、新しい小学校生活を楽しんでいこうと考えています。
ゆり組さん、すみれ組さん、小友幼稚園をよろしくお願いいたします。

 

最後に、この幼稚園のすばらしき教育精神に感謝しつつ、
もう一度皆様に感謝申し上げることで、卒園生保護者代表の挨拶といたします。

 

平成二十七年三月十八日
卒園生保護者代表 朝倉智義


 

5.H27小学校入学式 保護者代表挨拶


新入生保護者代表挨拶

 

桜が舞い散る中、ウグイスも鳴き、筑波の里には、今年も春がやってまいりました。

 

我が家におきましても、前歯のない子供が一人、
ニヤニヤしながらカラのランドセルを開けたり閉めたりする光景が見られるようになり、
すっかり春を感じていたところです。

 

そんな我が子も、今日、この良き日に、ここに並ぶお友達と共に、
菅間小学校に入学することになりました。

 

本当に小学生になってしまっていいものか、信じられないような思いもあります。
知人に対して、四月から小学生ですよ、などと言うと、何人もの方から、
赤ちゃんだったのにねえ、というお返事をされました。

 

しかし、我が子が生まれたのは、北京オリンピックの年であり、福田首相の頃です。
それから今までの世の中を考えると、もう随分と時が経ったのだなあと、
今更ながら実感しております。

 

子供達はこれから六年間、菅間の小学生です。
菅間小学校があと何年あるかはわかりませんが、それでも菅間の小学生です。
上級生の皆様、今年の菅間の新人達を、新しい仲間達を、
どうかよろしくお願いいたします。

 

また、校長以下教員の方々、及び地域の方々の指導力にも、
心から期待しております。

 

菅間小学校は、実によい小学校です。
菅間小の児童は、近隣の他の小学生よりも、様々な点において優秀であることは、
私もこれまで、よく存じ上げております。
これはお世辞ではなくて、真実です。
我が子がそんな小学生の一人となれることに、心より感謝しております。
よろしくお願いいたします。

 

最後に、この緑多き地理、および少人数のすばらしい教育環境に感謝しつつ、
もう一度皆様に感謝申し上げることで、新入生保護者代表の挨拶といたします。

 

平成二十七年四月八日
新入生保護者代表 朝倉智義


 

6.H27中学校入学式 保護者代表挨拶


新入生保護者代表挨拶

 

暖かい風に桜が舞い散る中、筑波の里には、今年も春がやってまいりました。

 

つい先月まで、ランドセルと黄色い帽子で小学校へと通っていた子供達も、
無事小学校を卒業し、本日、この筑波西中学校へ入学いたします。

 

今日、ここに並ぶ新入生は、作岡、田水山、菅間の各小学校において、
六年という長い時間を、別々に過ごしてきました。
しかし今日からは、新しい仲間として、新しい集団となって、新しい三年間を過ごします。
貴重な三年間がよい時間となるよう、保護者として、心より祈っております。

 

思えば、算数セットに延々と名前を書き続けたあの日から、
もう六年が経ってしまったのですね。
あの頃、あんなに可愛かった我が子も、六年を経てすっかりゴツくなってしまったなあと、
小学校の中では感じておりました。
しかし今日、同じ制服を着る上級生と比べてみると、
新入生は、まだまだ子供の顔をしています。
つまり、まだゴツくなるんですね。

 

三年後には、この西中学校という場で、どんな成長を遂げていることでしょうか。
頼もしい上級生になれるのでしょうか。
校長以下教員の方々、そして地域の方々には、その指導力を期待しております。
何卒よろしくお願いいたします。

 

上級生の方々にも、正しい指導を期待しております。
私が知る限り、今の九年生が入学した当時より、
西中学校の雰囲気はよくなって来ています。
この調子で、もっとよい中学校にするために、新入生共々がんばってください。
応援しております。

 

最後に、この中学校のすばらしき教育精神に感謝しつつ、
もう一度皆様に感謝申し上げることで、新入生保護者代表の挨拶といたします。

 

平成二十七年四月八日
新入生保護者代表 朝倉智義


 

以上、入学式卒業式関係は、全てちゃんとした「用紙」に全文を筆書きしました。
どれもほぼ最後まで使い切ったので、結果的に文章の長さも同じくらいになっています。

 

こんな挨拶ですが......

 

後日、児童/生徒にウケたという報告が2回。

 

職員室で話題になったという報告が1回。

 

挨拶した式が終わった直後、まだ顔を覚えていない保護者の方が
「とてもよかったです」とわざわざ言いに来てくださったのが1回。

 

挨拶から約1年後、当時来賓席にいたPTA役員に
「挨拶でこういうこと言ってたよね」と言われたのが1回。

 

挨拶から約5年後、
「入学式のときは朝倉さんが挨拶したよね。よく覚えてるよ」と言われたのが1回、
約6年後に別の方に1回。

 

そして、聞いていて超恥ずかしかったという報告が1回。
これはウチの子供ですが。

 

もしかしたら、黙って怒りをためていた方もいらっしゃるのかもしれませんが、
とりあえず何件かの好評は頂いております。

 

 

1ミリでもお役に立てば幸いです。

 

学塾ヴィッセンブルク 朝倉智義

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