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HOME【雑記帳(あすなろ)】
「あすなろ」は、毎月の月謝袋に入れているエッセーです。
生徒にとって、いつかどこかで役に立つかもしれない知識になればいいなあ、と思いながら書いています。
対象は中学生/小学校高学年くらいから大人までを想定しています。
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2019.07号 前回(あすなろ212)の続きを書きます。 まずは、前回のおさらいから。 ・ 中3英語の教科書にある 「ヨーロッパからアメリカ経由で伝わり、倉敷で独自の進化を遂げたデニム」 という記述が、ウソっぽい気がして調査開始。 ・ 朝倉「デニムってのは染料のことだろ」 →残念。本当は織物の...
2019.06号 中学三年の英語の教科書に、こんな一節がありました。 (前略)2013年には、デニム発祥の地フランスで、倉敷のデニム製品の展示会が行われました。 ヨーロッパからアメリカ経由で伝わり、倉敷で独自の進化を遂げたデニムが、来場者にその高い品質と技術を示しました。 ……そうだっけ? ...
2016.12号 インターネットでは有名な話、というものがあります。 中学校の教科書が今年度から改訂されているのですが、そんな中学二年の英語の教科書を見ていたら、そういう話が掲載されていることに気付きました。 話は、日本とトルコの友好の話です。 イランイラク戦争のトルコによる邦人救出劇から始まって...
2017.10号 秋です。秋の七草は言えますか? 最近、塾生に配った下敷きにも書いておきましたが、こんな感じです。 オミナエシ ススキ キキョウ ナデシコ フジバカマ クズ ハギ それぞれの頭を取って、「お好きな服は」と覚えます。 春の七草の方は覚えている方も多いようですが、 「セリ・ナズナ ゴギョウ・ハコベラ ホトケノザ スズナ・スズシロ これぞ七草」 と、...
2019.05号 ※ 今回は、くっそ長いです。 昆虫を研究するために大学に行った朝倉です。 大学では念願の「昆虫学」の研究室に入ったわけですが、 その研究室の専門分野は、厳密には「昆虫の系統分類」でした。 またそのために、 「節足動物の胚発生(幼虫が孵るまでの卵内部の変化)」 の観察を主な手法としているところでした。 ...
2019.04号 コーヒー大好きおじさんです。 なんか気付くと毎日毎日飲んでいますね。 でも私に限らず、日本のおじさん達はコーヒーが大好きなのです。 民族ごとの匂いというものがあるそうです。 体臭もそうですが、空港に降り立った時から、もうその国の匂いがするんだそうですね。 私は海外に行っていませんので知りませんが。 &...
2019.03号 今回は、フェイスブックの塾ブログに寄せられた質問コメントから、その返答に相当する記事を書くことにします。 ネタ切れだからラクしちゃおう、ってわけじゃないですよ。 手抜きではありません。 いいこと? よく聞いてね? 手抜きじゃないからね? ……本題です。 寄せられたコメントは、こん...
2019.02号 自分の家の家紋を知らない人って、案外多いみたいです。 私は、小学生の頃から、自分の家の家紋は知っていましたし、意識していました。 しかし、小学6年生の頃だったか中学生の頃だったか、何かのきっかけで、同級生では家紋を知らない子の方が多いということがわかって、結構驚きました。 だって、お墓についてるよね? ...
2015.10号 以前書いたことがありますが、私は文を書く際に、動植物名を科学として書く場合は片仮名で、文化や生活として書く場合は平仮名もしくは漢字で書いています。 例えば、 「庭に近所の猫が入ってきた」 「ネコの仲間は爪を格納できるが、チーターだけは格納できない」 などなど。 他にも、片...
2015.06号 その日の朝倉は、ちらし寿司が猛烈に食いたくなったわけです。 しかし、重大なことに気付いてしまいました。 そういえば、ちらし寿司って、どこに行けば食えるのだろうか……。 そんな話をカミサンとしていて、そこでさらに気付く事実。 「この辺って、ちらし寿司ってないよね」  ...
2019.01号 つい先日、マンガを読んでいて初めて知ったのですが、城門を破壊する時に突くでかい丸太のことって、ラム(battering ram)って言うんですね。 上:ラムの使い方 下:屋根と車輪の付いたラム(屋根は矢よけ) ラム(ram)といえば、昔の軍船についていた「衝角」も同様に...
2012.11号 色のお話です。 日本語には、様々な色を表す言葉があります。 日常的に使われる赤、青などの言葉以外に、緋色、小豆色、浅葱色、江戸紫、などなど、名前を聞いてもすぐにイメージできないものもたくさんあります。 ですが、その最も基本となる色は、日本語においては白、黒、赤、青の四色です。 ...
2011.10号 疑似科学というものがあります。 エセ科学とも呼ばれています。 いかにも科学的な話に聞こえるが、実は科学的根拠は無い、という話です。 私はこういうものが大嫌いなので、この場では何度も何度も取り上げて糾弾しているのですが、この手のネタは、本当に次から次へと尽きることがありませんね。 ごく最近でも...
2014.07号 いやー最近暑いですね。 暑いのでアイスの話でもしましょうか。 それとも季節柄、ウメの方がいいでしょうか。 ん? どっち? ウメ? やっぱウメ? ウメの方が好きだよね? ……ごめん。 アイスの話にします。 普段、アイスアイス言っている物には、ソフトクリームからガリガ...
2018.12号 小学生の頃は、漢字が好きでした。 漢和辞典を買ってもらったのは、小学2年生の時です。 以後、それは勉強机の上にずっとあって、たまに開いて眺めていました。 それをこじらせた結果、高校生から大学生にかけては、日常的に旧字体(旧漢字)を使うようになりました。 旧字体というのは、例え...
2018.11号 今回は、先月号「白村江の戦い(前史)」の続きです。 聖徳太子の登場する少し前、蘇我氏全盛期のころまでの話でした。 倭国(日本)は、過去に朝鮮半島の南部(伽耶)を支配していた時代があったものの、結局失われます。 これが562年ということですから、蘇我氏が台頭する少し前のことですね。  ...
2008.10号 きっかけは確か、メフィストという英単語だったような気がします。 高校生が、英和辞典に載っていたその容姿を見て、山羊の足などに笑っていましたので、ああ知らなかったのか、と。 神話などには、半人半獣が数多く登場するなんてことを、パン、ミノタウロス、鵺(ぬえ)などの例を挙げて、少しお話しました。 そんな話を、今回の...
2018.10号 30年前は高校生でした。 こんにちは。 30年経ったのですが、当時、小中学校及び高校で教えられていた授業内容は、今の内容と、基本的にはあまり変わっていません。 しかし所々で、やはり多少は内容の増減があります。私が習ったのに今は無い項目もあれば、私は習わなかった項目もあります。 ...
2018.10号 日本で一番危険な野生生物は何か、ご存じでしょうか。 それは、ハチです。 特にスズメバチですね。 毎年、クマやヘビよりもたくさん人を殺しています。 中でもオオスズメバチは、スズメバチとしては世界最大にして最強です。 単体でもそうなのに、そんなのが集団行動をとるわけですから、その「すごさ」はイ...
2018.08号 何年か前から、糖質制限ダイエットという妙なものが流行しているようです。 これは元々は、「糖を取らなければやせる」てな理論で、アメリカの一部で流行していたのは知っていました。 そりゃあだって、アメリカ人って奴は普段から、砂糖でジャリジャリしているチョコレートを食っていたり、ビールジョッキの様な巨大...